愛知県議会 2023-02-01 令和5年2月定例会(第3号) 本文
問題の発覚のきっかけは動物ですが、多頭飼育崩壊は、実は、飼い主が抱える経済的困窮や地域社会からの孤立などと密接に関連した社会問題であり、人間側の問題が根底に潜んでいることが多分にあり、多頭飼育崩壊の現場で、単に飼い主からペットを取り上げても、飼い主自身が抱える根本的な問題を解決しなければ本当の解決とならず、すぐにまたペットを飼い始め、再び数を増やしてしまうことが多いと言われております。
問題の発覚のきっかけは動物ですが、多頭飼育崩壊は、実は、飼い主が抱える経済的困窮や地域社会からの孤立などと密接に関連した社会問題であり、人間側の問題が根底に潜んでいることが多分にあり、多頭飼育崩壊の現場で、単に飼い主からペットを取り上げても、飼い主自身が抱える根本的な問題を解決しなければ本当の解決とならず、すぐにまたペットを飼い始め、再び数を増やしてしまうことが多いと言われております。
なお、飼い主自身の生活に関わる問題や飼育動物の虐待が疑われる場合など、保健所だけで解決が困難な事例に関しては福祉部局や警察等の関係機関と連携し、事態改善に向けて取り組んでまいります。 以上でございます。 ◯議長(佐野 彰君) 県土整備部長池口正晃君。 (説明者池口正晃君登壇) ◯説明者(池口正晃君) 私からは国道14号における歩道橋移設についての御質問にお答えします。
また、飼い主自身の責任において、不妊・去勢手術による繁殖制限や譲渡による頭数減少など、不適正な多頭飼育状態の解消を指導いたします。また、飼い主の努力や行政の支援だけでは難しい動物の移送や多数の飼育動物の不妊・去勢手術実施等については、ボランティア等の協力を得ながら支援しております。
また、ペットの世話は、飼い主自身が行うため、人とペットの避難場所はできるだけ隣接していることが求められます。 市町におきましては、こうした要件の具体的検討が進んでおらず、同行避難が可能な施設の確保が課題となっております。
届出制度をつくったからといって、一気に悪質な多頭飼いや様々な状況で飼うことができなくなった犬や猫が減ることはないかもしれませんが、多頭飼育の崩壊には、単なる動物の問題ではなく、飼い主自身が高齢、独居、身体・精神疾患等の問題や低所得等の問題などを抱えていることが多く、多頭飼いの届出制度を設けることによって、行政が多頭飼いの飼い主の状況を把握することが可能になり、動物の命を守るだけではなく、そこで暮らす
ただ、今ほども紹介いただいた動物愛護管理法の引き取り規定というのがあって、その中ではまず飼い主が繁殖制限を行わずに繰り返し引き取りを求めてくる場合、それから、譲渡先を見つける努力をしていらっしゃらない場合、これはまず飼い主自身がそういった努力をしていただく、その上で引き取ると、そういう規定があるので、こういうことに基づいてこういうことが必要であるということを申し上げた件数は120件、今年度ある。
そこにあるのは、単なる飼い方という動物との問題だけではなくて、飼い主自身が病気や失業、あるいは家族を失って社会から孤立することによって起こる人間福祉と深く関係しているのが、この多頭飼育崩壊の問題であります。 数十頭が避妊・去勢手術をされずに、適正な飼養ができなくなる事態となってくる。行き着く先の多頭飼育崩壊の現場は悲惨そのものになります。
単にかわいいといった気持ちだけでなく、飼い主自身の環境の変化、動物が病気や高齢になった場合の対応も考慮した上で、最後まで責任を持って動物を飼育する終生飼養の原則が県民に根づくよう、取り組みが求められます。
また、何と言っても飼い主自身が日頃から災害時に備えた準備をしていくことが重要でございます。災害時に迷惑を掛けないよう、基本的なしつけや同行避難に必要なキャリーバッグ、餌の確保、予防接種の励行、迷子対策として役立つマイクロチップの装着などを飼い主に啓発をしてまいります。今後とも、市町村をはじめ関係団体やボランティアの皆様と協力し、災害時のペット救護対策の充実に努めてまいります。
この殺処分ゼロを今後も持続するためには、何よりも飼い主自身に責任を持って最後までペットの世話をするよう促す取り組みが必要であり、さらに、迷い犬を防ぐためにマイクロチップの導入を求める必要があると考えます。
しかし、一方で、避難所においてそれぞれが極力周囲に迷惑をかけないために、飼い主自身がペットのしつけや病気の予防、非常食やトイレシートなどの準備をしておくということも重要になってきます。 今後、災害時においては、ペットの犬猫と一緒に避難できます、あるいは、飼い主の準備などの多面的な啓発と、避難所でのペットの受け入れ体制が必要であると思います。
今後とも正しい飼い方の普及、啓発や、所有者を明らかにするマイクロチップの装置を推進する等、飼い主自身の意識を高め、処分頭数の減少を図っていくように努力いたします。 しかし、これは処分を減らすということだけではなくて、人間と、そういった植物にしろ動物にしろ、自然との関係をどのようにこれから保っていくかということが一番基本的なものの考え方だろうと思います。
人の場合、日ごろから、万一の災害に対する備えについては、家庭において、家族の食料や水の備蓄、避難場所の確認などを行っているわけですが、ペットについても、飼い主自身がその動物のえさや水の備蓄やなれない場所での避難生活に備え、飼っている動物の基本的なしつけなどをあわせて行っておくことが重要なことであると思います。
◯斎藤生活環境部長 飼い主の管理能力を超えた数の動物の飼養の結果、不適正飼養の状態に陥りやすいという問題がございまして、このような状態では動物はもちろんのこと、飼い主自身にとっても問題でございます。